子どもの着物で いちばん小さいのを 一つ身と言います 生まれたばかりの赤ちゃん の着る着物ですが
大人と同じ幅の 着物地で作ります!!! ええ~~~っ!
そうなんです。 大人の着物を作る
並幅の布を使い、 背縫いをしないで 仕上げます。
三つ身
2歳~4歳の
子供用の着物です。 やっぱり大人と同じ 並幅の反物の、
半反を使って 仕立てます。
四つ身
4歳~12歳くらいの 子供用の着物。 並幅の反物の、 身長の4倍の長さの布を つかいます。 こんな風に、
小さい着物も 並幅という 普通に大人の着物を作る 反物を使います。 子供の成長は早い!
だから
一反を買っておいて 極力鋏を入れないで 仕立て直しを したり
接ぎを上手に入れ 着まわしたりする
工夫をしました。
大人の着物も 傷んだり汚れたりすると
二枚の 彩りの良い着物を 接ぎ合わせて 一枚にして
片身代わり
なんてしゃれて
着たものです。 汚れやすい
前身ごろを 特に衽などは 下前のものと上前と 入れ替えたり。 表地は 地味に・・・
でも裏地や
帯の色を
派手にすることで
若い時から
お歳になっても
着る工夫をしたり。
なんといっても、
すごいのは
一枚の着物を
暑い時には
裏のない
単衣できます。
少し寒くなると
裏を付けて
袷としてきました。
本当に寒くなると 綿を入れて 冬仕様!
季節による 工夫をしました。
衣替えの 「4月朔日」を「わたぬき」さんと お呼びする名字の方 いらっしゃるでしょう!
ここからきています。
冬仕様から 袷にするからです。
細い人も
ふくよかなひとも、
お背の高い人も
かわいらしい方も
縫い代の縫込みを
調整することだけで
鋏を入れないので
「縫い直し」によって
着回しができ
仕立なおしが 充分にできることは
着物の幅と長さの 基本が 統一されていることで できることです。
傷んだところを 切り詰めて
最後は 小さな細工物や
はては、雑巾などに 使い倒しました。 まさに
SDGs
使う責任ですね。
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