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10月、袷の季節!


お着物で言うと、袷(合わせ)を着る時期となりました。


着物は、表地だけ一重の着物と 裏地のついた「袷」、そして真冬に昔は、とい綿入れものを着ました。


さすがに今、どんなに寒い地方でも、綿入れをお召しの方はないようです。


暖房がしっかりしてますからね。


10月から4月いっぱいは 裏地のついた「袷」と呼ばれる👘を着ます。


袷というのは



こんな風に、裏地がついています。 この図で言うと白い処の布地を 「胴裏」と、言います。 色は、ほとんどの方は白地でしょう。

たまに、おしゃれに色物を使いますが まあ、白と思ってください。


少し昔は、「紅絹(もみ)」と言って

真っ赤な裏地を使うことが多かったのです。 山形の紅花染めで、韓紅(からくれない)と 呼ばれた色が一番のものでしたね。


今は、白が主流。


そしてもう一つ、八掛という 色物の裏地が組み合わされます。


この図で言うと、オレンジの部分です。 衽2枚、前幅2枚、後ろ幅2枚 そして、袖に2枚の計8枚の部分になるので

八掛。


着物のだいご味は

この、八掛にあるといっても 過言ではないでしょう。


たかが袖口から、前身ごろから わずかに覗くだけなのに 着物の景色を すっかり変える力を持っています。


同じ表地でも、 この八掛の色合いで モダンにも、地味にも若々しくも、 できます。 同じお着物を 八掛の色合いによって 長い年代で着こなすなんて方もおいでです。 一重の着物は

その持つ力が、主力となりますが

袷は、こんな楽しみ方もできます。



着物は、深い! そして、楽しい・・・!






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