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紬の話 2



この「真綿」とは 絹のことです。


一旦繭を蒸してフカフカの状態にした

絹を綿状にしたものを 「真綿」といいます。


綿のようにふわふわにして これを撚って糸にして 織ります。 この真綿から撚った糸は、 太く一定の太さの糸にはなりません。 だから、節のある布地になります。 それがまた、独特の風合いを出して 丈夫だし温かいので 人気があります。

結城紬 大島紬 小千谷紬 琉球紬 牛首紬 塩沢紬 殿方には 上田紬 鳶八丈



などが、有名です。 綿紬は 節のある木綿糸を 使って織ったものです。 シッカリした織りになります。 普段着や浴衣にお召いただけます。



紬は、今大変高価です。 糸繰も機織りも、年季が必要ですのに 今、この仕事に携わる方が 本当に少なくなってしまいました。


でも、逆に 後染めの加工技術も進んで


紬の「訪問着」 なども当たり前に売られています。 結城紬や大島紬などは 一反、数十万円は当たり前。



中には千万単位のものも。


でも、残念! 紬の訪問着は あくまでも 略式。 3万円の留めそでは 第一礼装ですが 一千万円の大島の訪問着は 第一礼装にはなりません。





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